Xジェンダーとして生きていく。

Xジェンダー当事者としてセクマイについてのお話を綴っていきます。

「セクマイ」についてざっくり解説!

 

こんにちは、ふたおです。

 

今回は、TwitterなどのSNS界隈でよく当事者が発する、

「セクマイ」という言葉を取り上げてみようと思います。

 

 

自分がこの言葉を知って、

「ああ、自分はこれなのか」

と、スッと腑に落ちたのが約10年前。

 

そして、自分自身がセクマイであることを、

外に向けて発信し始めたのが、ここ3ヶ月のことです。

 

 

それまでは自分がセクマイであることについて、

仲の良い友人や知人にしか話しておらず、

いわゆる、クローズド(基本的に周囲にカミングアウトせず秘密にしてる状態)な人間でした。

 

 

そんな自分がなぜ、

自らセクマイであることを公言するようになったのか、

……は後日改めてお話するとして、

 

今回は「セクマイ」について解説していきます。

 

 

 

「セクマイ」は何の略語?

 

ここでいう「セクマイ」とは、

セクシャルマイノリティを略した言葉です。

 

セクシャル=性的な

マイノリティー=少数派

 

つまり、性的少数派という意味です。

 

 

一口に性的少数派と言っても、

先日取り上げた、同性愛やトランスジェンダーを筆頭に、

その他にも、様々な性的少数派が存在します。

 

それらを全部ひっくるめた総称が、

セクシャルマイノリティー。

略して、「セクマイ」というわけです。

 

 

 

何をもって性的少数派と言うのか

 

では、どんな基準をもって性的少数派、

セクマイと言うのでしょうか。

 

これには、大きく分けて3つの指標があります。

 

 

 

 

まず、性自認について。

 

性自認とは、

自分自身のことをどんな性別だと認識しているのか

ということです。

 

ここでは、生まれもった身体と心の性別が一致していない状態の人を、性的少数派とします。

 

例として、身体が男性でも心が女性のようなトランスジェンダーや、

心が男女のいずれにも当てはまらない、Xジェンダーが挙げられます。

 

 

 

次に、恋愛指向について。

 

こちらは挙げるとキリがないのですが、

どんな性別の相手に対して恋愛感情を抱くのか、ということです。

 

同性にしか恋愛感情が向かない同性愛

男女どちらにも恋愛感情を抱く両性愛

男女に囚われず、トランスジェンダーXジェンダーにも恋愛感情を抱く全性愛

そもそも恋愛感情を持たないアロマンティク

などがあります。

 

これらについては、もっと細かい区分けがあるので、

後日改めてご紹介していこうと思います。

 

 

 

最後に、性的指向について。

これも恋愛指向と同様、どんな性別の相手に対して性的欲求を抱くのか、ということですね。

 

例としては恋愛指向で挙げたように、

同性にしか向かないのか、

両性に対して向くのか、

全性に対して向くのか、

そもそも性的欲求が無いのか、などがあります。

 

 

 

性的少数派と性的多数派

 

これまでに挙げたことをまとめると、

 

身体と心の性別が一致していて、

恋愛指向が異性にしか向かなくて、

性的指向も異性のみ。

 

このような人のことを性的多数派(セクシャルマジョリティー)と呼びます。

人口の割合としてはこちらの方が多いですからね。

 

 

上記以外に当てはまらない人は、

まるっとひっくるめて性的少数派、セクシャルマイノリティーと呼ばれます。

 

 

 

しかし個人的には、こうした人達が性的少数派と呼ばれる背景には、大多数の人が、

「もしかしたら自分もセクマイなのかも……」

と考えるに至った経験がないだけなのでは、とも思います。

 

 

あなたは自分自身の性自認、恋愛指向、性的指向について深く考えたことはありますか?

 

自信を持って「自分は性的多数派だ」と言い切れますか?

 

そこに絶対的な確信を抱いていますか?

 

 

今一度、自分の心に問うてみてください。

 

今後、何かしらのきっかけや出会いによっては、

自分自身のセクシャリティーについて、

深く考えさせられる状況が訪れるかもしれません。

 

 

 

今回、例として挙げたそれぞれのセクシャリティーについては、後日またご紹介しますね。

 

それでは。